昨年までIT業界で働いていました。エンジニアとして開発やプログラミング業務を担当し、クライアントとのやりとりも任されていました。納期に追われるプレッシャーや終電帰り続きの激務の中で体調を崩してしまい、転職を決意しました。

異業種への転職に不安はなかったですか?

不安より興味が勝っていましたね。元々ドライブが好きで、両親から運転を褒めてもらうことがよくあり、「向いているかも」とどこかで思っていました。夫が宝自動車交通の社員ということもあり、実際のタクシードライバーの仕事や報酬などについて日頃から話を聞けていたため、スムーズに入っていくことができました。

時々、女性のお客様に「怖くないの？」と心配されることがありますが、危険を感じるような経験はこれまで一度もありません。日勤なので酔ったお客様も少なく、慣れないエリアでもナビがあるので特に不安はありません。稀に荒い口調の方や不機嫌な方はいますが、ドライブレコーダーなど防犯機能で守られているという安心感があります。外国人観光客を乗せる機会も増えていますが、皆とても明るくフレンドリーで良いお客様ばかりです。

タクシードライバーへの転職を考えている女性にメッセージをお願いします。

女性のタクシードライバーは世の中に必要とされていると思います。特に若い女性のお客様に「女性ドライバーで本当に良かった」と喜ばれることは多く、一日一回は感謝の言葉をもらうほどです。今、宝自動車交通には７人ほど女性ドライバーがいますが、もっともっと仲間が増えてほしいですね。