AI (人工知能)タクシー実証実験に参加

ドコモ、東京無線、富士通、富士通テンは共同で、2016年6月からAIタクシーのプロジェクトを進めており、当社もこれに参画しています。

ドコモの携帯電話ネットワークを利用して生成される「リアルタイム人口統計」のデータと、東京無線のタクシーに搭載した富士通テンの車載器から収集した運行データをAIで解析。500メートル四方ごとの「30分後までのタクシー需要」を予測し、タブレットに「需要が多い」と予測する場所を地図上に表示する仕組みです。

ドコモは、東京無線のタクシーから運行データ(乗車時刻・位置、降車時刻・位置)を収集・蓄積してきました。これと人口統計を関連づけて「多変量自己回帰」「ディープラーニング」という手法で解析し、予測結果をはじき出すことができます。

東京無線の全ドライバー1万640人の実績では、平成28年11月から12月にかけての1日平均売上高の伸びが4500円増だったのに対し、実証実験対象のドライバーは6723円増でした。全ドライバー平均を49%上回りました。ドライバーが需要予測情報を生かして売上高を伸ばす効果が出たと言えます。これが実用化されれば、今まで経験や勘にたよっていたタクシーの営業が初心者でも効率的にできることになります。

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